日本のバットレスダムバットレスダムという様式を知ったのは、昭文社の『現代日本を創ったビッグプロジェクト』という本を読んだときだ。
格子状のコンクリートの構造物が、遮水板と呼ばれる板を支えている。その格子状の構造に一目惚れしてしまったのだ。
どうも私には、こうした建設時期が限られた、しかも単なるファッションではなくその当時としてはすこぶる合理性を持った様式の 建造物に惹かれてしまう癖があるらしい。かつてはレンティキュラートラス橋(レンズトラス橋)に夢中だったが、今度は バットレスダムを追いかけ始めると止まらなくなってしまった。このページはその記録である。 | |
笹流ダム竣工1923年、北海道函館市 日本で最初に作られたバットレスダム。函館市の水道用ダムとして建設された。改修されて上部はアーチ状になっているので
バットレスダム=格子状の先入主は通じなく、列柱が印象的である。
【取材日】2008/9/27 |
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丸沼ダム竣工1931年、群馬県片品村 重要文化財に指定されている。 【取材日】2008/9/27
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真川調整池ダム竣工、富山県富山市(旧大山町) 粟巣野スキー場の奥にあり、片道徒歩1時間の行程。 【取材日】2008/10/12 |
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真立ダム竣工、富山県富山市(旧大山町) --- 【取材日】このダムはまだ未取材 |
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三滝ダム竣工1937年、鳥取県智頭町 --- 【取材日】2008/7/20 |
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恩原ダム竣工1928年、岡山県鏡野町 発電用のダムとしては日本で最初に建設されたバットレスダムとして知られる。
そうした経緯を顕すために、ダムサイトには、「恩原貯水創案者山崎仲次君紀念碑」が建てられている。
【取材日】2008/7/20 |
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