首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

日本地図センターで開催された「地図ふぇす」の協賛イベントとして、すっかり定着した中央環状線大橋ジャンクションの 工事現場見学。今年(2013年)も開催されるというので参加してきた。
2013.07.06


中央環状線・大井方面への連絡路のシールド・トンネル内を進んできたツアーは、ここで、なんと、シールド・トンネルの 「外」に出してもらえることになった。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

階段を登ると、そこはまるで屋根裏部屋(笑)。
本線用のシールド・トンネル(直径12m)と連絡路用のシールド・トンネル(直径9.5m)のセグメントを「外側」から観察することのできる 貴重な光景である。
天井に見えるドームは、2つのシールド・トンネルを連結するための大トンネルのもので、合流のための空間がこうして作られている。 完成すると、足元の部分はもちろん、2つのシールドのセグメントも取っ払われることになる。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

図で現在地を確認してみる。
ハイライトした部分、重機が置いてあるスペースが、今いるところにあたる。
完成した暁には、空間が大きく取られた合流部分をまた見学しに来たい。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

大空間の天井のセグメントを建設しているところ。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

合流部分の空間を作るために、どうせ取り壊すのだからとそのまま残置されたシールド・マシーン。
切羽の部分がトンネルに蓋をしたようになっているが、すでにだいぶん取り壊されてしまっている。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

見学ツアーも折り返しで、今度は下層の連絡路(中央環状線大井方面から高速3号方面)を歩いていく。
写真は振り返って撮影したもの。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

シールド・トンネルを抜けて、開削部まで戻ってきた。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

と、そこに、またシールド・トンネルが現われた。
これは、中央環状線・新宿方面から高速3号方面を結ぶ連絡路のもので、既に供用中のものである。こちら側に車の走行音が ゴーゴーと響いてくる。

この部分のシールドは、本線の松見坂立坑から入れたシールド・マシーンがそのままやってきているので、連絡路では あるが外径が12.65mの本線規格のものになっているはずである。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

シールド・トンネルを切断した断面。
シールド・トンネルの断面など、そうめったに見ることができるものではない。いやはや、大橋ジャンクションは 作ったり、切り取ったり、壊したり、忙しい。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

この部分は、前回(2012年6月)見学した際にはセグメントの回りの土が掘り出されて、剥き出しの状態になっていた。 それから1年の間に、セグメントを切り取って、合流部を作る工事が進行していたのである。
撮影=2012.06.30

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

「ここで新宿方面からの車線と合流します」と言ってシャッターを少し開けてくれたその先には、なんと、現在営業中の路線が! 大橋JCTのぐるぐるの途中が見える。
大サービスだ♪

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

階段を昇ると、上層の連絡路(高速3号から中央環状線・大井方面)へ出て、入口に戻る。

いや〜、内容盛りだくさんの充実した見学会でした。関係者の皆様ありがとうございました。

首都高速中央環状線大橋ジャンクション工事現場

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