青ヶ島に降り立つ | |
八丈島空港を飛び立っておよそ20分。その間、操縦席にあるコンパスはずっと南を指していた。
目指す青ヶ島は八丈島の真南にあるのだ。
やがて前方にうっすら島影が見えてきた。
ついにヘリコプターは島の端にかかり、足元には垂直に海に落ちていっている断崖があった。火山灰や溶岩が積み重なった地層も 見える。青ヶ島までやってきたのだ。 |
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着陸直前ヘリコプターから、村役場、診療所、コミュニティセンター、小中学校、保育所が集まる、 村の中心を空から見下ろすことができた。 背後の山には緑や白の、スキー場のゲレンデのような施設があるが、これは 雨水を集める簡易水道施設である。 その簡易水道施設の右端の頂上には、NTTドコモのアンテナ塔が2本立っている。 青ヶ島は携帯電話が通じるのである(通話だけでなくi-modeも利用可能(例えば、小笠原は通話は可能だがi-modeは利用不可、 という地域もある)で、そのためにわざわざNTTドコモの携帯電話を契約して持ってきた)。 村落からの風景は外輪山の外側を眺めているのであって、カルデラ地形はこの向こう側に広がっている。 |
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ヘリポートには、折り返しの便で八丈島へ行く人や、役場、警察、郵便局など業務としてヘリコプターを迎える人々、
子供をつれて見に来ている人などが集まり、ちょっとした活気が感じられる。離島で見られるおなじみの光景だが、いつも感激してしまう。
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