水上を行く道−渡船・フェリー

東京湾フェリー

千葉県浜金谷−神奈川県久里浜
房総半島と横浜、東京とを結びつける航路として根強い人気がある。東京湾の入り口を横切る航路で、実質的に東京湾環状ルートを形成しているが、東京圏の環状道路である国道16号は千葉県の富津岬と神奈川県の観音崎を結ぶ直線をもってして海上区間としている(だが当該区間には航路がない)ため、東京湾フェリーは国道には指定されていない。


伊勢湾フェリー

愛知県渥美町伊良湖岬−三重県鳥羽市
伊勢湾口を横切って、渥美半島の先端の伊良湖と三重県の鳥羽市とを結んでいる。紀伊半島をぐるりと回る国道42号が浜松まで延長され、伊勢湾フェリーはちょうどその海上区間に相当している。
伊良湖側のフェリーターミナルは道の駅を兼ねている。


宇高国道フェリー

岡山県玉野市宇野−香川県高松市
本州と四国とを連絡する国道30号の海上区間にあたる航路。以前は国鉄−JRの宇高連絡船も同区間を結んでいた。
並行して瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)が出来たにもかかわらず、頻繁な運行と、料金面での優位性で健闘してる。しかも同区間には2社が競い合っている。いずれもう1社の方も紹介したいと思うが、ここは「国道」を冠していることに敬意を表して、宇高国道フェリーを載せておく。
料金が安く24時間運行しているので、岡山までドライブで行ったついでに深夜12時頃に高松までフェリーで渡り(車は宇野港に停めて)、噂に聞いていた24時間営業のうどん屋でうどんを食べて、折り返し宇野まで戻って来て、岡山の近くの24時間営業の健康ランドで夜を過ごしたという、TTSにとっては青春の元気さが詰まったフェリーである(笑)。左の写真はその時のもの。


富山県営越の潟渡船

富山新港建設に伴う越の潟開削によって湾口を通っていた県道を切断してしまったため、代替措置として渡船が運行されている。
現在港湾口に橋を架ける計画が進められている。

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大阪市営天保山渡船

安治川の河口を此花区桜島と港区築港(天保山)とを結ぶ渡船。天保山にはウオーターフロント開発でいち早くハーバービレッジや海遊館といった娯楽施設が完成し、工場地帯だった桜島にも2001年に満を持してユニバーサルスタジオ・ジャパン(USJ)が開業し、渡船の周りは変化が著しい。
現地を訪れたときはまだUSJの建設途中で、広大な更地が広がっているだけで寂しかった。運河にかかっていたJR桜島線の可動橋も、運河がすっかり埋め立てられてしまい、情けない姿をさらしていた。
天保山は日本一低い山(標高4.5m)として知られている。

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