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東京都国立市のロータリー


5条の街路が合流している(うち1条は流入方向のみの一方通行)が、メインストリートである大学通り以外の街路には信号が設けられ流入および流出がコントロールされている。
大正時代に国立が建設されたばかりの頃は、このロータリーの中央に大きな檻が置かれて小動物園になっていたという。

このロータリーは駅前にあるが、単に駅に出入りするためのロータリーではなくて、国立の街路の結節点になっている重要なロータリーである。
大正時代に計画的に作られた国立は、国立駅を中心として、南正面には往復4車線(+両側に自転車路、植樹帯、歩道を誇る)のメインストリート・大学通りが堂々と伸びていて、東南方向には旭通りが、西南方向には富士見通りがそれぞれ放射状に、碁盤目状の他の街路と斜めに交わるように、伸びている。また、中央線のガード下をくぐって国立駅の北側や国分寺方面へ向かう道もロータリーに合流していて、国立への出入り口にもなっている。これに駅前へ出入りするタクシーやバスもロータリーを経由するので、交通量も多い。

ロータリーは2車線になっているが、外側はロータリーの出口にある信号待ちのための停車スペースとなっている感がある。特にこの写真の方向は、国立駅の北側に向かう道路へ出る方向にあたり、この先ガード下が狭くなっていて片側交互通行になっていることもあって、日中は常に信号待ちの車が滞留している。

内側の車線は純然たるロータリーとしてノン・ストップでぐるぐるできる。ロータリーへの合流をスムーズにするために、合流部には停車禁止帯のペイントがしてあるのが見える。

左の写真は国立駅前から大学通方面を撮影したものである。
2台の車が大学通りへ出ていくが、ここには信号がない。大学通りは国立市のメインストリートなので進退に制限を設けていない。
ただし横断歩道があるので歩行者が渡ろうとしていたら一旦停止して譲ろう。

2台の車の間に停車禁止帯があるのがわかるだろうか。これは左側(旭通り)からロータリーに進入してくる車を妨げないための措置である。


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