72年に1度の奇祭:金砂郷神社磯出し祭

行ってきました。72年に1度の奇祭

2003年3月、茨城県の金砂郷神社に伝わる70年に1度の磯出し祭が催行された。前回は1931年満州事変の起きた年、その前の回は1859年の開催の予定であったが、幕末の動乱の時期で当時の水戸藩では天狗党の乱の影響で磯出し祭を催行することができずに3年おくれの1862年に行なったと言う。一生に一度のお祭りである。



水府村の和田集落と金砂郷町の芦間集落との村境で行列を待つ。

世話役が行列を先導していく。

続いて神主が通る。

猿田彦

太刀を持った猿田彦が先払いをして歩く。天孫降臨の際に、天の八街まで出迎えをして天孫の降臨を導いたという神話にちなんで、先払い、導きの神として知られる。
天狗のモデルとも言われる。

猿田彦に続いて、天狗の面が通る。天狗の面を入れている枡にお賽銭を投げ入れる。

村境では世話役の間で引き継ぎの挨拶が交わされる。行列は、和田の集落から芦間の集落へと引き継がれていく。
言うならば御神輿のバケツリレーである。

道化役の猿が笑いを振りまいていく。

神が依った御輿が通る。