草津町マンホールの蓋あれこれ

群馬県草津町
長野県草津町の下水(汚水)用マンホールの蓋
サササササササササ(サが9個)で「く(9)・さ」を表現しているところまではわかったが、「つ」はどこへ行った?
雨水用マンホールの蓋
そのまんま「雨」
今度は「雪」である。
排雪用の暗渠が設置されているのであろう。

これらは共に、滑り止めにテトラ型の模様がついている同じタイプのマンホールカバーだが、微妙に違う点がある。
下水(汚水)用と雨水用は蓋にいくつか穴を空けることができるように、穴を空ける箇所が数カ所円く鋳込まれている。そのうち、雨水用は実際にドリルのような物で穴が空けられている。これは、集中豪雨などの際に雨水が一気に暗渠に流れ込むと内部の空気が急激に圧縮され、その圧縮された空気がマンホールの蓋を吹き飛ばし、蓋の開いたマンホールに転落したりや吸い込まれるという事故を防ぐための、空気を逃すための穴である。雨水とは分けられた汚水用専用の暗渠では、家庭の生活排水が流れ込むだけでこのような急激な水量の変化はないために、穴を空ける必要はない。ただし、汚水用にも空気穴を空ける場所が用意されているということは、汚水と雨水を合流させた「合流式」の箇所もあるのかもしれない。
排雪用のマンホールは開けて使う(蓋を開けて穴から雪を暗渠に投げ入れる)ためだろうか、空気穴のことは考慮されていない。


下水用のマンホールの蓋には、こういうデザインのもある。

1文字で表すのが好きな草津町。
「温」とあるのは温泉の配管であろう。

取材:2000年8月



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