マンホールの蓋:アメリカ・ニュージャージー州その1
3コミュニティ14図柄、2私企業3図柄
[Highland Park][Edison]
ニュー・ブルンズウィック
New Brunswick NJ, USA
ニュー・ブルンズウィック市の下水用マンホールの蓋。(左)SANITARY SEWERとある方がいわゆる汚水用で、(右)STORM SEWERと書いてあるのが雨水用である。分流式の下水システムが設置されていることがわかる。とはいえ、雨水用の蓋にエアーハンマー防止用の空気穴が空いていないのが気になる。
同一交差点内に並んで見かけられた。
いろいろな情報が鋳刻された雨水用のマンホールの蓋。
自治体名: | City of New Brunswick |
用途: | STROM SEWER(雨水) |
製造者名、場所: | E.A.QUIRIN, ST CLAIR, PA |
製造国: | MADE IN USA |
製造年(若しくは設置年): | 1998
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これだけ情報量が多いと、読むのも楽しい。
"NBSD"とはNew Brunswick Sewer Department(ニューブルンズウィック下水道局)のことだろう。
一般的に見られるデザイン。用途も特に記されていない。
道路のペイントと重なると見るも無惨に塗りたくられる(右)。マンホールにも思いやりを‥‥。
PUBLIC SERVICEとあるが、何のためのマンホールかははっきりしない。
電話会社のマンホールの蓋
巨大電話会社AT&Tが分割され、長距離を扱うAT&Tと地域ごとにベイビー・ベル(Baby Bell)と呼ばれる地域電話会社が誕生した。ニュージャージーはAtlantic Bell社の管轄になる。おそらくこの会社かその系列のものだろう。
ベルの形の周りに、BELL SYSTEMと入った物と、歯車のデザインの物がある。
ベル社のマンホールの蓋が集中している場所を発見。
さらに、交差点を越えて点々と続いている‥‥。
電気・ガスを供給しているPSEG社のガス用マンホールの蓋。
電話のベル社と同じく、六角形の模様を採用している。
ハイランド・パーク
Highland Park NJ, USA
Highland Parkの汚水(Sanitary Sewer)用のマンホールの蓋。今年2000年に作られたばかりの真新しいものだ。隣は単にSanitaryとだけ書いてある蓋。ハイランドパークではコミュニティ名入りのは少ない。
文字が書いてあるからといって、用途とか自治体(コミュニティ)名とは限らない。NEW BRUNSWICK IRON WORKSとあるから、この蓋を作った製作所の名だろう。N.B. N.J.(ニューブルンズウィック、ニュージャージー)と製作所の所在地も記されている。
E.A.QUIRIN INC., ST CLAIR, PA(ペンシルヴァニア州セントクララ)製の雨水用のマンホールの蓋。
CAMPBELL FOUNDRY CO., HARRISON, NJ(ニュージャージー・ハリソン)製のマンホールの蓋。
おそらく雨水用暗渠の蓋だと思われる。エアーハンマー防止用の空気穴が空いている。
エジソン
Edison Township
エジソン・タウンシップの下水用マンホールの蓋
ETとは、Edison Townshipの略。
上水道用の空気放出弁(Water Air Release)のマンホールの蓋。目立つようにするためだろう、青のスプレーが吹き付けられている。
ET/HPとあるのは、Edison TownshipとHighland Parkの略。両コミュニティの境界に近いところで見かけたのだが、水道の設備を共用しているのだろう。