マンホール蓋:アメリカ・ニュージャージー州その2

設置場所がおもしろい蓋

橋の上にあるマンホールの蓋

MHC on the bridge ニュー・ブルンズウィックとハイランド・パークとを隔てているラリタン川にかかるラリタン橋上にて発見した。
蓋を開けると水面に真っ逆さま、というわけではない。写真ではわかりにくいが、ベル社の蓋である。橋の下層に電話線が通してあるのだろう。ニュー・ブルンズウィックはラリタン川の渡河地点として知られ、この橋はかつてリンカーン・ハイウェイ(アメリカ大陸を横断していた幹線道路)だった街道に架かっている。そうした経緯からも、この橋に電話線も合わせて敷設されているのだろう。
365という数字の意味は不明。

ラリタン橋。
橋の中程の、緑色の交通案内標識が出ているあたりに、マンホールの蓋はある。


出べそなマンホール

ハイランドパークにある公園を散歩していて、ふと発見した塚のようなもの。アリ塚?地球の出べそ?
その正体はマンホール。

こうした縦穴が嵩上げされたものは、工事現場ではよく見られるらしい。つまり、マンホールの蓋のある位置が本来地表になる高さで、まわりに土を被せて埋めていくのである。

ところがここは公園。工事をしている様子もない。
実はこの公園は、河川敷にある。そこで次のように考えてみた。この河川敷公園は洪水の際には水に浸かってしまうことが予想される。それで、多少の水が出ても、マンホールが水没して処理前の汚水が川水と混じってしまわないように、塚状にして蓋の位置を高くしているのではなかろうか。
この地域は、1999年の秋にはハリケーンが襲って、実際に洪水の被害が出たこともあったし。