マンホールの蓋:アメリカ・ニューヨーク市
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ニューヨークの蓋はメイド・イン・インド
ニューヨーク市(N.Y.C)の下水用マンホールの蓋。なんとインド製である。インドからはるばる、スエズ運河を通って、大西洋を越えて運ばれて来た海路を想像するのは楽しい。1隻まるごとマンホール蓋専用だったのだろうか。船底にマンホールの蓋がずらりと並んでいる。税関の職員が乗り込んできて、書類を見ながら、「積み荷はマンホールの蓋、だけですか」などと船長と会話を交わす。あるいはそんな厚遇などもってのほか、案外、鉄くず運搬船の片隅に押し込まれて運ばれてきたのかもしれない。真相はわかる由もない。
タイムズ・スクエアからペンシルバニア駅付近で見かけるものはほとんどMADE IN INDIAになっていて、全マンハッタンに広がりつつある。
マンハッタン区の下水局
マンハッタン区の公共事業局(DPW:Department of Public Works)のマンホールの蓋
CON EDISON社のマンホールの蓋。二重になっているのが美しい(左)
よく見てみると、CON EDISON社の蓋にもMADE IN INDIAと刻んである。インド製である。自治体だけでなく民間企業にも売り込みをかけているのだろうか。
CON EDISON社の2000年ミレニアム記念蓋。滑り止めのデザインも、なんとなくミレニアムというイメージ(?)ここをクリックすると全体を見ることができます。
TTS