大夕張の三弦橋(夕張森林鉄道線夕張岳線第1号橋梁)


こんなページも作ってみました。

大夕張の三弦橋はいつ、どのようにしてダム湖に沈むのか

※2014年3月4日からは夕張シューパロダム管理所のある高台が一般開放され、誰でも簡単に三弦橋を見下ろすことが できるようになっています。これが三弦橋を見ることの出来る最後のチャンスです。


冬の三弦橋

2014年3月4日から夕張シューパロダムの管理所がある高台が一般開放されて、誰でも簡単に三弦橋を見に行くことが出来るように なった。そして、これが、三弦橋を見ることの出来る最後のチャンスでもある。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2014.03.15

2日目、朝から吹雪いていた。三弦橋も雪化粧。上弦には雪が積もって、白線が浮かび上がっていた。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2014.03.16


三弦橋空撮

水没前の最後の冬、徹底的に三弦橋に迫りたくて、空撮を敢行することにした。
ラジコンヘリ(マルチコプター)を三弦橋の中に突入させるという多少無茶もやったが、 これまでにない視点から三弦橋を捉えることが出来て満足している。

夕張三弦トラス橋空撮 夕張三弦トラス橋空撮
夕張三弦トラス橋空撮 夕張三弦トラス橋空撮

取材=2014.02.23


晩秋の三弦橋

夕張シューパロダムの工事現場見学の際に撮影したもの。
2014年3月には、この高台(=夕張シューパロダムの管理所がある)は一般開放されるとのことなので また来る機会もあるだろう。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2013.11.27


夏の三弦橋

2013年夏、灌漑期の終わりと共に大夕張ダムもそのダムとしての役目を終える。大夕張ダムの管理所は閉鎖され、 そこへ通じる道路(旧国道)も封鎖されるという。つまり、三弦橋を近くで見ることの出来た管理所横の視点場がなくなってしまう ということだ。
気もそぞろでいたところに、もう一つニュースが飛び込んできた。シューパロ湖が渇水で干上がっていると。
これも大夕張ダムの機能終了に伴う工事のためだったらしいのだが、三弦橋の建設当時、まだシューパロ湖の湛水が始まる 前の情景をしのぶことができる最後のチャンスだ。これは行くしかないと、現地へ飛んだ。

貯水位の低下は想像以上で、第3橋脚を支える斜め材、三弦橋に付け替えられる前の夕張岳線の橋脚(3基)・軌道跡まで 見ることが出来た。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2013.08.31

2日目、霧雨の中、右岸の山へ登ってみた。三弦橋に付け替えられる前の夕張岳線の軌道跡はもちろん、シューパロ湖の湖底地形 も手に取るように眺めることができた。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2013.09.01


厳冬の三弦橋

前年に続き、氷結湖面横断による三弦橋真下へのアプローチを試みた。2回目ともなると、三弦橋を真下から見たいという 欲望を突き抜けて、もう病みつきになってしまったとでも言うべきか。

初日は、秋に下見をしていた右岸側の眺望ポイントへの雪山登山。急斜面に積もった雪は下が空洞になっていて、 雪を踏み抜くとなかなか立ち上がれない。雪に埋もれながらも必死に這い上がった。それも、三弦橋の俯瞰の景色が 約束されているから。下見をしておいたが故の自信である。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2013.02.16

2日目、昨年とまったく同じ行動計画で、三弦橋の真下まで行く。去年はあまり見ることが出来なかった 6号橋から2号橋までを、今年は順にたどって、途中、軌道跡も歩いてみる。このあたりは2回目の余裕である。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2013.02.17

3日目、国道の展望台から名残を惜しむ。また雪が溶けたら行ってみよう。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2013.02.18


秋の三弦橋

夕張シューパロダムの建設が進みアプローチが限られてくる中、新しい眺望ポイントを開拓しようと出かけたが、風雨が強くて 苦労した。でも、雪が降る前にロケハンだけはしておきたかった。
また機会を作ってちゃんと撮影しに行かねばならないだろう。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

一番右は大夕張ダム管理所付近から撮影。

取材=2012.11.03


夏の三弦橋

例年、8月中旬から9月上旬にかけては大夕張ダムの減水期に当たる。水面からスラっと伸びる橋脚。三弦トラスを 採用した際、橋脚の天端が高く、橋桁を押し出す工程でできるだけ重心を下げて施工をやりやすくしたいという 意図もあったという。そうした三弦橋の姿を思い描きたくて、時期を選んで出かけた。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2012.08.31

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2012.09.01

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2012.09.02


初夏の三弦橋

前回の氷上行軍を敢行してから半年後、まだ興奮も冷めやらぬうち、仕事で札幌に出張の機会を得た。その際に 大夕張までちょっと足を伸ばしてみた。
付け替えられた国道の展望台から山懐に抱かれるような三弦橋を眺めることができたのは、新しい発見だった。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

一番左は付け替えられた一般国道452号の展望台から、他は大夕張ダム管理所付近から撮影。

取材=2012.06.27


厳冬の三弦橋

2012年2月訪問。三弦橋の真下に行ってみたいという願望をかなえるために、シューパロ湖の氷結湖面横断を敢行した。
今回は厳冬期のアプローチということもあり、慎重に準備を進めた。危険が伴うために単独では行動せず 仲間を募ってパーティを組んだ。日程も、天候の変化に対応できるように、下見、本番、予備日とゆとりを持たせた。
計画を立てていた段階では、3日のうち1日だけでも晴れてくれれば御の字で、後は吹雪になっても夕張の温泉に 入って日がな一日のんびりするのもいいなぐらいの気持ちで出かけたのだが、結局、3日間とも晴れた。 もう、それはそれは、三弦橋三昧の3日間。素晴らしい思い出になった。

初日は、下見とスノーシューの感覚をつかむために、以前行ったことのある眺望ポイントを目指した。 夏場と、一面雪の覆われた冬場では、勝手が違っていて苦労した。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2012.02.18

2日目、白銀橋近くからアプローチを始め、いよいよ氷結した湖面を縦断して三弦橋の真下へと向かう。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2012.02.19

三弦橋の日の出。直線で構成されている三弦橋の影が、扇形に広がり、柔らかな曲線を雪原に描いた。 日差しを浴びてダイヤモンドダストが輝く。摂氏マイナス15度の極寒の中でも、つい立ちつくしてしまう美しさだ。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2012.02.20


初秋の三弦橋

2010年9月訪問。意を決して左岸の眺望ポイントへ渡ってみた。
林道から旧軌道までは、誰が付けたかわからないがロープが降ろされ、斜面を降りれるようになっていた。
そして、ついに、無限の三角が連なる光景を目にすることができた。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋
夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2010.09.26


春の三弦橋

2回目の大夕張訪問まで3年半の間が空いた。とはいえ、この時は天気が悪く、三弦橋もぱっとしなかった。
2009年5月訪問、大夕張ダムの事務所横からの眺望。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2009.05.17


秋の三弦橋

2005年10月、初めて大夕張を訪れたときのもの。秋の台風シーズンだったのか、水位が高く、しかも流木やゴミが 大量に湖面に浮かんでいた。この時は大夕張ダムの事務所横から眺めただけだった。

夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋 夕張三弦トラス橋

取材=2005.10.28


用語

※三弦橋の「三弦」とはトラスの形状についての説明であり、本来は三弦トラス橋という言い方が正当であるが、ここでは習慣的な呼び方の 三弦橋に従っておく。

注意

2014.03.04現在

※2014年3月4日からは夕張シューパロダム管理所のある高台が一般開放され、誰でも簡単に三弦橋を見下ろすことが できるようになっています。

※このサイトの情報はあくまでも訪問当時の状況です。探訪の際は自己責任で行なってください。


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