青ヶ島・八丈島行きの計画今回の旅の目的地は青ヶ島と八丈島だが、どちらかというと青ヶ島へ行くことが主目的になっている。 八丈島までは東京・羽田空港から直行便が1日4往復飛んでいるし、船も晴海埠頭から1往復していていつでも行けるのに対して、青ヶ島は東京本土からは直行便がなく、八丈島を経由していくことになる。
八丈島からは船が青ヶ島へは、1往復、ヘリコプターが1往復(青ヶ島には空港はなく、かわりにヘリポートを利用してヘリコプター輸送している)しているが、船の就航率は4割ほどしかなくてまずあてにならない。ヘリコプターは比較的安定した就航率(8割)だが、これは定員が9名しかなく、予約はあっという間に埋まってしまう。
八丈島と青ヶ島では、島へ渡る困難さが全然違うのだ。
という計画が出来上がった。 ヘリコプターの予約 | |
日程が決まるとさっそくヘリコプターの予約をしなければならない。
これが取れてしまえば、行くことになる。取れなければ、そこで全てをあきらめられる。 船は最初から当てにしてない。 しばらくたってもう一度、電話をしてみる。呼び出し音がずっと続いた後、いきなり、大きなおばちゃんの声が聞こえてきた。日にちを伝えると、行きも、帰りも、すんなり取れてしまった。あっけなかった。 当日は八丈島にいるのか聞かれ、東京から朝一の飛行機で飛んでくることを言うと、「飛行機が遅れた場合、乗り継げるかどうかの最終判断はこちら(東邦航空)で勝手にしますから」と言われた。この台詞は、いっしょうけんめい旅程を立ててる人にとっては無情な一言にも聞こえるのだが、向こうがダメというなら仕方がないというわけで、それはそれで人任せにできる気楽さもある。 |
八丈島から青ヶ島へはヘリコプターで渡るのが速くて確実。 |
青ヶ島の宿の予約
ヘリコプターが確保できたら、次は宿だ。 民宿の場合、電話をかけるタイミングにも気を遣う。昼間は兼業があったり、野良に出てたりして、つかまることが少ない。夕飯時に電話するのも、忙しくて嫌がられる。 泊り客の夕飯が終わって、ちょっとのんびりした頃、つまり午後9時前ぐらいが狙い時である。
その時を待って、準備万端で電話をかけた。
「はい。…」 こういう応答も想定範囲だ。
『民宿の予約の電話なんですが』 名前を聞かれて、次は電話番号かと身構えていると、その間合いで電話が切れた。 「予約承りました」もなければ「待ってますよ」もない。ましてや予約番号なぞあるはずもない。宿泊費を確認する間もなかった。が、とにかく宿は確保できた。 八丈島の宿は、帰りがすんなり帰って来れるかどうかわからないし、八丈島ぐらいになれば空港の観光案内所に駆け込めばいくらでも宿は取れるだろうというヨミもあって、宿は特に予約しないでおくことにした。 これで青ヶ島へ出かける準備は整った。 青ヶ島〜八丈島航路(還住丸・代船含む)の運賃は、平成17年3月1日から次のように改定されています。
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