大凸部(おおとんぶ)

青ヶ島の最高所は、大凸部と呼ばれる外輪山の一角の峰だ。文字通り、一番出っ張った所という意味である。標高は423mを誇る。 尾山展望台からもカルデラを眺めたが、やはり最高所というからには行かないわけにはいかない。 尾山展望台から東台所神社までは尾根伝いに山道があるのだが、東台所神社から大凸部までの道はない。 一度外輪山を降りることになる。
今日はこれまでドコモの電波塔のある峰に登り、尾山・東台所に登り、3度目の外輪山登りをすることになる。

うっそうとした樹叢を抜けて外輪山の頂まで登ると、そこからは尾根沿いに歩くことになる。潅木が生えているので怖くはないが この両側とも崖になっている。剣が峰である。
50mほど尾根伝いに歩いて大凸部の展望台に到着した。
まわりには潅木もなく、吹き付ける風が急に強くなった。

大凸部には、いかにも島内の最高所らしく、測量の際の基点となる三角点が設置されている。 この三角点は明治45年に設置された三等三角点・青ヶ島で、青ヶ島には他に4つの三角点があるが、それらは いずれも昭和60年に設置された四等三角点である。







そして、最高所の大凸部から見下ろす景色である。


外輪山の縁は切り立っていて、そのまま海に落ちこんでいる。その中腹をわずかに削って道路が1本つけられている。 三宝港へ向かう道で、後で港に向かって歩いてみようと思う。


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