国東半島の古寺と石仏

熊野磨崖仏、真木大堂、富貴寺(蕗大堂)、両子寺を回る予定で、 途中で見かけた元宮磨崖仏にも立ち寄って見物している。

熊野磨崖仏

まず訪れたのは熊野磨崖仏。
受付で入山料を払い、杖を借りて、まずはなだらかな遊歩道を歩いていく。両側には石垣が積まれ 往時の僧院跡かと思っていたが、神饌田の跡という立て札が立っていた。耕作されなくなってかなりの年月が 経っているらしく、田にはもう立派な杉が生えいてる。

整備された遊歩道が終わると、急な石段が待っていた。鬼が一晩で築いたという伝説のある 石段で、丸みのある石が乱雑に並べられている。両側にある手すりを使いながら、ようようにして登るような 石段である。登り口で借りてきた竹の杖が役に立った。

鬱蒼とした木々の中を石段を登り、奥の院の手前に、少し開けた場所がある。 ここに不動明王像と大日如来像が刻まれている。不動明王は大日如来の化身とされている。


熊野磨崖仏
熊野磨崖仏

熊野磨崖仏乱積みの石段
乱積みの石段

不動明王とは聞いている。

だが、不動明王らしからぬ御姿をしている。 顔の輪郭は丸顔。団子っ鼻で、頬にはふくらみがあり、あごにも肉がついてしまっている。 下を見ると、お腹もちょっと出っ張りぎみだ。不動明王は忿怒の表情をしているというが、 熊野磨崖仏の不動明王像はどう見ても怒っているようには見えない。笑い顔だ。
唯一不動明王らしいのは右手に剣を持っているところだが、これも丸くなって、 棍棒を抱えているように見える。

磨崖仏が高さ8mと大きいので下から見上げる格好になる。 そうすると、風化した彫りの「丸さ」が一層強調される。
横から見ると、そのふくよかさは一目瞭然だ。


熊野磨崖仏不動明王
熊野磨崖仏不動明王

熊野磨崖仏不動明王
熊野磨崖仏不動明王

熊野磨崖仏大日如来
熊野磨崖仏大日如来

熊野磨崖仏
熊野磨崖仏

真木大堂は水牛に乗る大威徳明王や、鳳凰の造詣をした焔火を身にまとった不動明王を見た。収蔵庫に収められた仏を見て、 その後、今はもぬけの殻になった旧大堂を見るとなんだかもの寂しかった。仏像の鑑賞だけだし、収蔵庫の中は写真撮影ができないので 割愛する。
両子寺もいろいろあったが、さほど印象には残っていない。少し疲れていたので奥の院までは登らなかった。

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