硫黄島からの帰り、鹿児島市内を観光した。 鹿児島市はどこからでも桜島を見ることができる。観光しながら、ふと東を見ると、そこには桜島がある、という具合だ。 日も傾きはじめた夕方5時ごろ、何気なく桜島を眺めると、灰色の噴煙を高く吹き上げていた。噴煙は夕日に染まりほのかに 赤味を帯び、美しいとさえ思った。 慌てて海岸に行って、1時間ぐらいずっと噴煙を眺めていた。
最初の噴火から30分ほど経ち、噴煙が風に流されて雲と見分けがつかなくなってきたころ、 再び灰色の噴煙が立ち昇った。
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