地下式板石積石室墓地下式板石積石室墓という形式の古墳があることを知った。本来は地中に埋もれているが、
板石を並べて円筒形の小さなドームを作って石室とし、発掘されて保存展示されているものは松ぼっくりのような形をしている。
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初野古墳熊本県水俣市 初野神社境内に移設保存されている。同神社の境内には初野貝塚もある。 |
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横岡古墳群鹿児島県薩摩川内市 川内川の支流の高城川の自然堤防上にある。河川改修の際に破壊を避けるために 移設保存され、現在は横岡古墳公園として整備されている。 |
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別府原古墳群(びゅうばるこふんぐん)所在地:鹿児島県さつま町永野下別府(しもべっぷ) 別府原を(びゅうばる)と読む。九州では「原」を(はる・ばる)と読むが、別府を(びゅう)とはなかなか読めない。字名の方は 下別府を(しもべっぷ)と読む。ややこしい。 1号墳から6号墳までが表土を剥いで展示・保存されていて、そのうち、1号墳、3号墳は完全な形で残っている。 |
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大住古墳群(うずみこふんぐん)所在地:鹿児島県伊佐市大口宮人大住(旧大口市) こちらも難読地名。大住を(うずみ)と読む。観光地として有名な曽木の滝の近くにあり実は半年ほど前に 一度来たことがあるが、その際は地下式板石積石室墓には気にかけてもいなかったので、再訪となった。 地下に埋もれたまま保存してあり、地下式板石積石室墓の本来の状態を観察することができる。 |
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新深田遺跡所在地:熊本県あさぎり町深田北新 9基の地下式板石積石室墓が発掘されているようだが、訪問した時は埋め戻されていて
観察することができなかった。
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