Parkway

アメリカで最初のパークウェイと言われているブロンクス・リバー・パークウェイ(ニューヨーク市)。石造りの桁下高の低い橋がアーチを描いて、ピクチャレスクな景観を作り出している。

トラックはパークウェイ"PKWY"を利用しないように呼びかける標識。ニューヨーク市ブロンクスのクロス・ブロンクス・エクスプレスウェイ(I-95)にて。「物理的に」トラックが通行できないように立体交差の跨道橋の桁下が低くしてあり、その旨警告標識(黄色の四角)が書いてある。

Parkwayとは文字通り「公園」と「道路」との組み合わせた言葉で、道路の両脇に造園を施して、まるで公園の中を通っているようにした高速道路のことである。上下線が大きく引き離してあり、道路の両脇や中央分離帯には植林がしてある。ニュージャージー州のガーデンステイト・パークウェイ"Garden State Parkway"では誇道橋が趣のある石造りのアーチ橋に統一してあり、石橋の下をくぐって車を走らせていくとなるほど庭園の中を通っている気分にもなる。「田園の州」というニックネームを持つニュージャージー州の面目躍如といったところである。
日本でも最近は景観に溶け込むような道路設計というのがなされているが、パークウェイの場合は景観への配慮というよりは、田園風景をテーマにした道路設計、いまの言葉で言うならばテーマパーク的道路なのである。そして、田園的な雰囲気をぶち壊すということだろう、パークウェイはトラックの通行を禁止している。日本では見かけないコンセプトの道路である。

この背景には、産業用道路とレジャー用道路を分離すべきだという道路論争があるのだが、それの解説はまた時間のある時にでも。【引き続き執筆中です】

先述のニュージャージー州の"Garden State Parkway"の他に、ボルチモアとワシントンDC間の"Baltimore Washington Parkway"や、ニューヨーク市周辺にいくつかパークウェイがある。田園風景のテーマパーク的道路だから、そうした景観に憧れる東部の大都市周辺に多いのも納得がいく。
"Garden State Parkway"は有料だが、他は無料で、通行料を取るか取らないかはパークウェイの概念とは直接関係ない(大都市周辺の通勤用路線としてパークウェイのコンセプトで道路を建設し、営業的に有料道路が成り立つということはあるが)。



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