ホーランド・トンネルハドソン川を横断してマンハッタンとニュージャージーを結んでいる3つの交通路のうち、一番南側(ロウワー)にあるトンネルである。
現在のニューヨーク市周辺の土地は、17世紀にまずオランダ人が入植した。彼らはこの地を故国にちなんでニュー・アムステルダムと呼んでいたが、第二次英蘭戦争(1664-1667年)の結果イギリスの植民地となりニューヨークと改称された。それ以後、ニューヨークはイギリス人が主勢力となっていくが、ダウンタウンにはオランダ人の痕跡も色濃く残されている。金融街として知られているウオール街があるが、この通りの名前の由来がオランダ人が築いた要塞の城壁(ウオール)があったことにちなんでいる。
| |
ニュージャージー側の入り口(ジャージー・シティ)。料金所のゲートを出た後、写真中央から左下へかけて掘り割りになっていて、トンネルへのアプローチ部となっている。 | |
ジャージー・シティに立つ換気塔。 | |
マンハッタン側の換気塔。ハドソン川にかなりせり出して建てられていることがわかる。 | |
お問い合わせ(メール):TTS (C) TTS 2002, All rights reserved |