ホーランド・トンネル

ハドソン川を横断してマンハッタンとニュージャージーを結んでいる3つの交通路のうち、一番南側(ロウワー)にあるトンネルである。
ニュージャージー側では、ニュージャージー・ターンパイクの支線(Extension:I-78)とプラスキー・スカイウェイ(US-1,9)が接続しているが、これらの高速道路が直接ホーランド・トンネルにつながっているわけではなく、トンネルの手前でいくつか信号が挟まる。そのため、混雑時には、ターンパイクとスカイウェイの合流、ジャージー・シティ内での信号、料金所渋滞が重なり大渋滞となる。
マンハッタン側では、キャナル・ストリートに出る。中華街を横切る通りで、マンハッタンの他の地域と比べても雑然とした感じがあり、自動車交通もいつも混雑している。イースト・リバー側にはマンハッタン橋とウィリアムズバーグ橋がこの地域に通じているが、かつてはホーランド・トンネルと高速道路で直結させる計画があった。だが、ここに高速道路が出来てしまうとチャイナ・タウンが破壊されてしまうために反対運動が起こり、計画は立ち消えになっている。

現在のニューヨーク市周辺の土地は、17世紀にまずオランダ人が入植した。彼らはこの地を故国にちなんでニュー・アムステルダムと呼んでいたが、第二次英蘭戦争(1664-1667年)の結果イギリスの植民地となりニューヨークと改称された。それ以後、ニューヨークはイギリス人が主勢力となっていくが、ダウンタウンにはオランダ人の痕跡も色濃く残されている。金融街として知られているウオール街があるが、この通りの名前の由来がオランダ人が築いた要塞の城壁(ウオール)があったことにちなんでいる。
ダウンタウンに通じるトンネルが、ホーランド(オランダ人)・トンネルと呼ばれるのもそうした故である。

ニュージャージー側の入り口(ジャージー・シティ)。料金所のゲートを出た後、写真中央から左下へかけて掘り割りになっていて、トンネルへのアプローチ部となっている。
出口は別の所にある。

ジャージー・シティに立つ換気塔。

マンハッタン側の換気塔。ハドソン川にかなりせり出して建てられていることがわかる。


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