ニコルソン・アーチと北東ペンシルヴァニアの鉄道構造物

フリーウェイ(I-81)を降りてペンシルヴァニアの田舎道PA-92を行くと、少し開けた谷間に10連のコンクリート・アーチが姿を現した。規則正しく連続するアーチ、ピアノの鍵盤のように並ぶ支柱、その威容に息をのむ。
正式名称はTunkhannock (Creek) Viaduct ツンカーノッック高架橋というが、ここでは親しみを込めてニコルソン・アーチと呼ぶことにする。地形を無視した水平な線路(cutoff)と谷を跨ぐコンクリート・アーチはラカワンナ鉄道の「お家芸」だが、このペンシルヴァニアの山あいに架かるニコルソンのアーチはその中でも最大のものである。その大きさを数字で表わそうとするならば、総延長724メートル(2,375フィート)、アーチが10連ありそれぞれの径間(直径)が約55メートル(180フィート)、さらに両端に100フィート径のアーチが2つあり、地上から橋上までの高さは約73メートル(240フィート)ある。1912年から15年にかけて建設され、用いられたコンクリートの量が163,000立方ヤード、鉄筋の量が1000トン(2,280,000 lbs.)、セメントの量が29400立方メートル(185,000 bbls.)だった。

アーチのひとつにLACKAWANNA RRの文字が取り付けられている。
村のどこからでも橋が見える。


[北西ニュージャージーの短絡新線跡]

(C) TTS 1997-2002, All rights reserved