3連アーチのパース・アンボイ駅

パース・アンボイはNJTの北ジャージー海岸線(North Jersey Shore Line)が通っていて、ニューヨーク市マンハッタンのペン・ステイションから電車が直通している。50分ほどで到着する。日中は1時間に1本程度の運行間隔である。
パース・アンボイ駅は掘り割りになっていて、上り線(Inbound)と下り線(Outbound)が分かれている。マンハッタンから来たときの下り線側はダウンタウンや、歴史的な建造物のある方向とは逆になるので、跨線橋を渡って上り線側に向かう。駅舎の連絡通路は2002年の夏いっぱいは補修工事で閉鎖されているので、駅の前後にある道路の橋を渡ることになる。

上り線側に駅があるので、駅舎もこちら側が本屋(ほんおく)である。1928年建築の駅舎は、ルネサンス復古調様式の典型的な建築として、1984年にニュージャージー州および全国の史跡登録(the State and National Register of Historic Place)されている。3連のアーチが印象的だが、それ以外に、スペイン風タイル(=瓦)で葺かれた屋根、白いテラコッタで縁取りされた赤煉瓦が特徴になっている。アーチの内側には花柄のタイルが埋め込まれている。日本で言えば、宮崎とか鹿児島とかの陽気を思い起こさせるようなスタイルである。
残念ながら訪問時には補修工事中の期間にあたってしまって、内装を見学することができなかった。


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