道路元標の広場>>朝鮮半島に現存する道路元標・韓国の道路元標

全羅北道道路元標

全州市の全羅北道道庁付近に全羅北道道路元標が建っているのをむーさんが発見され、許可を得てここに紹介します。
[むーさんの鉄道風景]

朝鮮半島の道路元標は戦前の日本・朝鮮総督府が建設したのが知られているが、この全羅北道道路元標は1964年に韓国独自の制度として建てられた道路元標である。全羅北道(日本で言うと県に当たる)の道路元標となっている点が、朝鮮総督府が都市単位に設けた道路元標とは異なっていて、韓国独自の道路行政を知る上で興味深い。
側面には「ソウル 二七二粁」「ピョンヤン 五二五〃」(「ソウル」「ピョンヤン」はハングル表記)と、両都市への里程が刻まれている。
このように道単位の道路元標であることや首都への里程が刻まれていることから、雰囲気としては明治時代の里程元標を思い出させる。

韓国の現行の道路法にも道路の付属物として「道路元標」が定められている(施行令レベルでの扱いは不明)ので、もしかしたら他の道や直轄市(広域市)にも同様の道路元標が建てられているかもしれない。

道路元標近くにある全羅北道道庁庁舎


[朝鮮半島に現存する道路元標・韓国の道路元標]

[元標の広場へ戻る]

お問い合わせ(メール):TTS
スパム対策のため最後にアンダーバー"_"が余計に付いています。
お手数ですが、jpの後の"_"を削除して送信ください。

(C) TTS 1997-2002, All rights reserved