アメリカ東部の鉄道案内

MTA ニューヨーク市交通局

【新着情報】2003年5月4日からニューヨーク市の地下鉄・バスの料金が2ドルに値上がりする予定である(旧料金1.5ドル)。また5月1日から、ロングアイランド鉄道(LIRR)、メトロ・ノース鉄道も平均25%の値上がりする。同交通局の運営管理する道路橋やトンネルの通行料も値上がりする。

NJT ニュージャージー・トランジット

ニュージャージー・トランジット(New Jersey Transit Corporation: NJT)は、州の公営団体としてニュージャージー州内全域に渡って公共交通機関を運営している。ニューヨーク・マンハッタン内のペン・ステイションと、ハドソン川岸(ニュージャージー側)のホーボーケン・ターミナルをターミナルとして、ニューヨーク市への通勤・買い物客に鉄道の便を提供している。また、北東回廊線はトレントンでSEPTAと接続し、実質的にニューヨーク−フィラデルフィア間の都市間交通も為している。
ニュージャージー州内の鉄道網がNJTの元に編成された背景には、1976年の貨物鉄道会社の大合併とConrailの発足がある。それまではErie Lackawanna、Central RailRoad of New Jersey、Pennsylvania Central、the Pennsylvania-Reading Seashore Lines.の4社がそれぞれ旅客鉄道を運営していたが、Conrailの発足にともなって地域通勤旅客鉄道は切り捨ての対象となった。そこで、ニュージャージー州交通局(The New Jersey Department of Transportation (NJDOT))が地域の通勤旅客鉄道を引受けることになり、以後しばらくは交通局の委託を受ける形でConrailが運営するという、移行措置がとられた。NJTの設立は1980年1月1日で、徐々に移管が進められ1983年1月1日をもって現在のように州内の旅客鉄道を完全に受け持つようになった。

ニュージャージー州内の通勤旅客鉄道について言えば、Conrailは中継ぎであり、路線毎の直接的な系譜はErie Lackawanna、Central RailRoad of New Jersey、Pennsylvania Central、the Pennsylvania-Reading Seashore Lines.の4社につながる。

SEPTA 南東ペンシルヴァニア交通局

  • トロリー電車(グリーン・ライン)

南東ペンシルヴァニア、つまりフィラデルフィア大都市圏の公共交通機関を運営している団体である。郊外まで延びる近郊路線と、地下鉄のブルー・ラインとオレンジ・ライン、トロリー電車のグリーン・ラインの3種類の鉄道を一手に運営している。
トロリー電車はグリーン・ラインと名付けられてマーケット・ストリートの下を地下化して都心に乗り入れているが、郊外では枝分かれして、10,11,13,34,36の5路線がある。またブルーラインの終点69ストリート駅をターミナルとして100,101,102の3路線が郊外を走っている。2003年には、15号線が再開される予定で整備が進められている。トロリー電車の路線番号が飛んでいるのは、かつて張り巡らされた路面電車の名残だからである。

Pittsburgh ピッツバーグ

DC METRO ワシントンDC交通局


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アイコンについて:風見機関車。
現在のNJT北東回廊線のエリザベス駅に隣接して、いまは廃止されてしまったCRRNJ線のエリザベス駅の駅舎が残されている。その駅舎の尖塔の上に付いているのが、風見鶏ならぬ風見機関車。北東回廊線の駅は高架になっているので、ちょうど車窓の高さに風見機関車を見ることができる。
現役時代からついていたのか、それとも廃止された後に鉄道があったことのシンボルとして付けられたものなのか、いずれかは定かではないが、この街に愛着を感じされてくれるちょっとした小道具である。
ちょっと拝借して、このページのアイコンとして使ってみた。


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